腱鞘炎のこと
- Junko Nagaya
- 11 分前
- 読了時間: 2分
今では完全に治りましたが、日本の音楽大学時代は、私は腱鞘炎に悩まされていました。
子供の頃から高校生の頃までは、ピアノを演奏していて特に腱鞘炎になった事はありませんでしたが、大学に入ってからそのような事がおこるようになりました。
この理由は、やっぱりハイフィンガー奏法、指を使った奏法でピアノを演奏していたことに由来していたのではないかなと思います。
現在は、指でピアノを弾く奏法を完全に脱したので、腱鞘炎にはならなくなりましたが…
これも振り返ってみると、Dr.Barrとの出会いにはじまり、そしてKern先生の粘り強いご指導、最後はバシュキロフ先生の厳しい耳(指で弾いているだけでWarum spielst du mit dem Finger!!と大声で驚かされる。楽曲の中でも、指で弾くところと肩から弾くところ、弾きわけが出来なければいけないと痛感させられました。)
と…いろいろありました。
基本的にはアメリカの音楽大学に行きたいのであれば、ハイフィンガー奏法や指で演奏する奏法は直した方が良いと思います。特に、Eastman School of Musicのように、ほぼAll New York Steinwayのピアノしか学校が所有してない学校は、特に。
アメリカの大学の入試は、レコーディングによるpreselectionなどから始まるので、かなりハードルが高いと思いますが、その最終段階、現地でのオーディションでは、おそらくNew York Steinwayを演奏することになると思います。
日本のピアノだったら、ハイフィンガーでも反応するかもしれませんが、New York Steinwayを指で弾こうとしても、なんかカタカタするような音しかならなくて「変なピアノだな・・・」って最初は思いながら弾いていました。
ピアノがおかしいのではなく、私のテクニックがダメだった…と。
さらに、そのテクニックを直すのに、莫大な時間とお金がかかりました。
そして、もう一度基本からやり直して、すべて練習しなくてはならず、本当に大変でした。
Opmerkingen