音楽をどのように作り上げるか
- Junko Nagaya
- 1 日前
- 読了時間: 2分

Eastmanの講習会を受講した時に、まず”ペダルの使い方”を直されたという話を以前書きました。
その他にも「どのように音楽を作り上げるか」ということ対して、なかなか反応できなかった記憶があります。
というのは、音楽を演奏する時に、例えば、メロディーと和声の進行がどのように組み合わさって楽曲が成り立っているか…それを頭で理性的に楽曲分析しながら、その一方で心で感じていることを音楽の中で表現しなければいけない、この二つの事柄を、自分の中で組み合わせて、さらにそれを音楽で描き出すのに最適なテクニックでもって、瞬時に演奏に反映させなければならないのです。
でも、心で感じたことを音楽で表現したくても、当時の私は、そんな自分の感情を演奏に反映させる事が出来るようなテクニックなんて持ち合わせていなかったし、演奏しながら楽曲分析を瞬時に行ったりするようなことも出来ませんでした。
日本で子供の頃から、それこそ大学を名誉教授で退官されるレベルのピアノの先生に教わってきましたが、アメリカの音楽大学と日本とでは、根本的に音楽を表現するために必要とされている事柄のレベルが違うのだろうか…
かなりショックを受けたような記憶があります。
このような体験はのちにも続きますが、それこそさらにレベルアップして最近まで続いてましたが…それについては、また、後日Old Russian Schoolに関するお話の中で書いていく予定です。
バシュキロフ先生に大きな声で何度ビックリさせられたことか…
Dr.Jean Barr先生も、それこそ南カリフォルニア大学時代はハイフェッツなどのクラスでピアノ伴奏者として演奏されていたようなので、Old Russian Schoolの世界観には精通していらしたのではないかな…と今さらですが思います。
今振り返ると、イーストマンでは、実技のみならず、このような演奏家に必要とされる音楽理論も集中的に勉強したのかなもしれないな、と思います。
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